高校新卒者の求人・求職状況の推移

2016/03/13 Sun (No.1516)

 JSコーポレーションから、高校新卒者の求人・求職状況の推移が先月届いています。(出典 「高校新卒者の求人・求職状況の推移」 進路データ Vol.607 JSコーポレーション)

就職推移2016

 2015年9月の求人倍率は1.83とリーマンショック以前の状態をも超えました。第1回就職試験が始まる9月時点での求人・求職状況ですので、進路変更する前の高校生の就職希望者の実態を表しています。

2015年合同求人説明会

2015/11/11 Wed (No.1486)

 昨日、大阪府立体育館で合同求人説明会が行われました。参加企業は115社と盛況です。同一事業所が複数の求人票を出しているので、今までの年と比べて求人件数は非常に多くなっています。わたしの高校では、10月になって就職希望に変更した生徒が1名出たので、就職担当の先生が付き添って参加してこられました。

 あとで『合同求人説明会求人情報一覧表』を見せていただきましたが、分厚い冊子になっており、事業所についてのカラー写真での紹介もあります。不況の年には、求人も介護職が中心でしたが、今年の一覧表では、介護職も多いものの、製造業・販売業・運輸建設業・サービス業と多岐にわたっています。高卒の求人状況が確実に改善されているのがわかります。

 合同求人説明会に参加した企業に応募する場合は、高等学校を通じて11月25日までに応募書類が事業所に届くようにしなければなりません。それまでに、職場見学に行くことを考えると早く決断することが必要です。

応募前職場見学の季節

2015/07/27 Mon (No.1478)

 もう7月の終わりになってしまいました。この4月から進路指導部に戻っているのですが、進路部長はもう少し若い人にお願いし、あまり口を挟まないようにしています。
 
 高校もようやく夏休みになりました。クラブの合宿に出かけるバスが、毎日のように出発していきます。7月の終わりから8月のお盆前までは、合宿のシーズンなのです。
 
 わたしの高校では、就職する生徒は少ないのですが、高卒求人の場合、応募前職場見学の季節を迎えています。今年は、ベテランの先生が就職を担当されているので磐石です。できるだけたくさんの企業を見学させてやりたいとのことで、一人2~3社見学するようです。今日も1社、生徒を連れて見学に行ってこられました。

高校新卒者の求人・求職状況の推移

2015/03/03 Tue (No.1453)

 JSコーポレーションから、過去10年間の高校新卒者の求人・求職状況の推移が送られてきました。(出典 「進路データVol. 571 」JSコーポレーション)

求人倍率

 2014年9月の求人倍率は1.59とリーマンショック直前の状況を超えました。求人数は、リーマンショック以前ほどは多くないですが、求職者数が減ったこことも、求人倍率を高めている原因です。就職をあきらめてしまう生徒がまだいない、第1回就職試験が始まる9月時点での求人・求職状況ですので、信用度の高いデータです。

 

マックジョブとしてのアルバイト

2014/10/04 Sat (No.1423)

 中堅の高校でも、アルバイトをしている生徒の率が非常に高いです。クラブにも参加せず、授業が終わると、すぐにアルバイト先に直行です。教室では、今月3万円稼いだとか、5万円稼いだとか、という声が聞こえます。家庭でもらっている小遣いの額よりは格段に多いので、それでスマホ代を捻出したり、服を買ったり、デートをしたりしています。お母さん方のなかにも、家でグウタラしているより、小遣いも稼げるし、何より社会勉強になるからとアルバイトを後押ししている場合もあります。

 確かに小遣いが稼げるのは、生徒たちにとって大きな魅力です。でも一日3時間、週3日働いたとして、時給800円でひと月約3万円、確かに小遣いとしては十分です。しかし、そのために月40時間程度を消費しているのです。もしその40時間を、予習・復習に回すことができたら、あるいはクラブ活動に充てることができたらと思います。一日1時間の学習は、着実に学力を高めていきます。クラブに所属することは、他人と協力すること、一人では成し遂げられない達成感やときには挫折感を教えてくれます。ボランティア活動に参加すれば、地域との共生を経験することもできます。

 アルバイトは社会勉強といいますが、社会勉強というのは、そのことによって自分自身が何らかの形で高められる場合を指すのであって、高校生がよくアルバイトしているスーパーのレジや飲食店のウエーター・ウエートレスでは得られるものは少ないと思います。スキルを磨くことのない、いわゆるマック・ジョブと呼ばれる仕事が高校生に求められている仕事なのです。

 高校生の間は、高校生にしかできない経験をしてほしいと思うのです。

大学受験が終わってからでは就職はできない

2014/09/27 Sat (No.1416)

 「大学受験に失敗したら就職に変更」というパターンは基本的にありません。生徒たちには何度も話しているので、そのことをわかっているのですが、保護者のみなさんのなかには、就職を安易に考えている方も、ときおり見受けられます。

 縁故で就職するのでなけれは、高校生の就職は、高校の進路指導部を通じての斡旋就職となります。高校生が直接ハローワークに行って求職活動をすることはできません。斡旋就職の求人票の公開時期や就職試験の開始時期も決められています。9月16日が就職試験の開始日で、9月下旬か10月初旬には第一次就職試験の結果がわかります。生徒たちが勤めたいと思う就職先は、一次募集で満杯となっています。ですから時期的にも、大学の公募制推薦入試の終わる12月では、募集している事業所はありますが、職種は限られてくるのです。

 就職を希望する生徒には、4月の初めから学科試験や面接試験の練習を何度も繰り返して行います。これらは、大学を受験するのとは異なり、マンツーマンの指導が必要となります。大学入試が終わってからでは、十分に指導することは困難です。就職を希望するかどうかは、遅くとも3年生の4月に決めることが大切なのです。

 わたしのかつての事例で、大学進学を希望して勉強していたが、家庭の経済的事情が急変して就職せざるを得なくなった生徒がいます。成績も優秀、性格も温厚な生徒で、志望大学に合格できる実力も備えていたのですが、9月の下旬に急に就職に変更したため、就職の一次募集には間に合いませんでした。その結果、10月に2社受験して失敗し、ようやく3社めに内定をもらいました。

 今より、就職状況が厳しかった頃の話ですが、就職を甘く考えていると望み通りの就職をすることはできません。進学では、進学するものが費用を負担しますが、就職では、事業所が給料を負担するのです。

高卒求人倍率はリーマンショック前まで回復

2014/09/16 Tue (No.1413)

 今日から、高卒求人の採用試験が始まりました。もう早速採用試験を受験した高校生もいることでしょう。厚生労働省の発表によると、7月現在での求人倍率は1.28倍で、リーマンショック直前の状態にまで回復しています。下のグラフをご覧ください。(出典 「平成26年度『高校・中学新卒者の求人・求職状況』取りまとめ」 厚生労働省)

求人状況

 しかし、いくら求人倍率が回復したからといって、自分が採用されるかどうかには常に不安がつきまといます。学科試験には自信があっても、面接試験には自信が持てない人もいます。どんなことが、面接試験で質問されるかは、かつて書いたことがありますので、そのときの記事を参考にしてください。


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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