進路指導における困難の要因

2013/02/09 Sat (No.983)

 高校生の気質、家庭の状況、校務の多忙、大学入試の形態の変化などに伴って、進路指導をめぐる状況も変わっていきます。リクルートが2012年に全日制高校4898校の進路部長におこなったアンケートの結果(有効回答1179)が送られてきました。それによれば、全体の9割の進路部長が、現在の進路指導に困難を感じています。しかしその困難の要因は、大学進学率の違いによって異なっています。下の図をご覧下さい。困難の要因の上位項目です。(出典 「『高校の進路指導・キャリア教育に関する調査』概要」 リクルート・キャリアガイダンス No.45)

 困難

 進路指導を困難としている要因の最大のものは、家計面における家庭・家族環境の悪化となっています。大学や専門学校への進学が依然として多額の費用を要するものである以上、近年の厳しい経済状況を反映しているものと思います。とくに大学進学率40-70%の中堅校では問題は深刻です。しかし、大学進学率70%以上の高校では、経済上の問題はそれほど重要ではありません。またどの高校においても、生徒の学習意欲や進路を選択し決定する能力が低下していると感じています。大学進学率の高い高校では、めまぐるしく変わる入試形態も進路指導上の困難の大きな要因となっています。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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