全国区の京大・地方区の阪大

2013/01/13 Sun (No.958)

 大阪のトップ進学校では「京阪神」という言葉で、生徒が目標とする大学である京大・阪大・神戸大をあらわすそうです。代ゼミの「京大入試プレテスト」と「阪大入試プレテスト」による両大学志望者の併願動向を見てみましょう。(出典 「第2回大学入試研究会」資料 代々木ゼミナール)。

 プレテストによると前期京大文系の志望者の後期併願先は阪大と神戸大が多く、私立大併願先は早稲田・同志社・慶應がトップ3となります。前期京大理系の志望者は後期併願先として神戸大・北海道大・九州大を考え、私立大併願先は早稲田・慶應・同志社がトップ3です。

 これに対して前期阪大文系の志望者の後期併願先は阪大と神戸大が多いのですが、その他の国立大学にも分散する傾向にあります。また私立大併願先は同志社・早稲田・立命館がトップ3となっています。前期阪大理系志望者の後期併願先としては、神戸大・大阪市大・九州大がトップ3で、私立大併願先では同志社・早稲田・立命館がトップ3です。

 このようにしてみると京大志望者の併願先は全国の難関国立大・難関私立大にわたっているのに対して、阪大志望者では若干近畿の難関大学にシフトしている気がします。

 併願先校を含めて考えれば、全国区の京大・早稲田に対して地方区の阪大・同志社という気がします。
関連記事

コメント

Secret

併願校の記入欄について

いつもご丁寧に返答頂き有難うございます。
息子の場合京大しか眼中になかったので、模試で6つまで大学・学部を記入できる「併願校の記入欄」も、1.理学部、2.総合人間学部理系、3.東大理科一類、4.東大理科二類、5.長浜バイオ大、6.デジタルハリウッド大...と記入していました。

2006年度入試の偏差値ランキングでは、東大理科一類(二次偏差値66)より京大理学部前期(二次偏差値67)の方が代々木ゼミのデータでは1ポイント高かったようです。センター試験獲得ランキングでは東大の方が3ポイント位上でしたが、理学部はセンターの点数を足切りにしか利用しない学部だから二次で比較するのが妥当ですよね。

息子の同期で東大を受験した生徒(現役で不合格後一浪して京大へ進学)は一人しかいなかったようですが、受験していれば合格した可能性の高い生徒は5~6人はいたと思います。大半は国公立大医学部医学科へ進学した生徒ですが、京大工学部物理工学科に進学した(多分2番で合格?)生徒は、東大理科三類を受験していても合格していた可能性が高い程優秀でした。今は東大大学院博士過程に進学し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)にいるようです。その他学年でベスト10だった理系生徒の大半は、(医学部進学者を除き)大学院博士課程まで進学しているようです。

Re: 併願先について

躁介さん、いつもコメントありがとうございます。

そうですね。おっしゃるとおり、京大を受験する生徒は他の大学のことを念頭においてないですよね。
もしだめだったら浪人するという生徒が多いのも事実だと思います。
躁介さんのご子息は、大変優秀だったのだと感心しております。
関西では、京大は東大以上に価値のある大学のような感覚があります。


ところでプレテストには、併願校の記入欄があるので、記事のデータはその集計からです。
どの大学であれ、目標がブレない生徒は、目標に向かって努力を惜しみませんし、たいてい第1志望に合格していきます。

併願先について

>前期京大理系の志望者は後期併願先として神戸大・北海道大・九州大を考え、私立大併願先は早稲田・慶應・同志社がトップ3...とありますが、

進学校のトップクラスの生徒の場合、後期の併願先など一切考えず、もしも現役で京大に合格できなければ駿台で浪人し、翌年再度京大を受験する生徒が多いような気がします。前期で京大が駄目なら後期でランクを落として別の大学を狙う生徒は、少なくとも「進学校のトップクラスの生徒ではない」という印象があります。

※息子の場合、「前期で必ず合格する自信があるから、チャンスがあっても後期用の願書は出さない!勿体ないから!」と言い張りましたので、後期の願書は親が出さざるを得なかった訳です。私が「何故そんなに絶対前期で合格できるなどと断言できるのか?」と息子に訊いたら、「絶対合格できるような勉強を積み重ねてきたので、もし落ちたら..とか、滑り止め私大はどうする..など、考えたこともなければ考えたくもないわ!」と撥ね返されたものです。「ゴチャゴチャ言わんでも合格したるから!」と言われ、言葉通り合格したので言葉もありませんでした。

息子の級友達も「京大以外は眼中にない」生徒が大半だったように思います。現役と一浪後に京大受験に失敗し、仕方なく大阪府立大に進学しながら仮面浪人し、二浪後に京大に合格した生徒もいた位です。「自分は京大レベル」というプライドがある生徒は、合格するまで諦めない執念を持っているのかも知れません。



プロフィール

進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示