薬剤師の就職

2012/12/27 Thu (No.940)

 先日来お話ししているように、2013年度の薬学部は高い志望動向を示しています。薬剤師の養成教育が6年制に移行する過渡期に当ったため、ここ2年間は新しい薬剤師の供給がありませんでした。そのため今年初めて6年制の薬学部を卒業した薬剤師は、その隙間を埋めるかのように、就職も大変順調でした。2013年入試は、これに影響されての薬学部人気だと思います。

 しかし、来年からは今年のように薬剤師の就職が保障されているとは限りません。6年制に移行してからも大学薬学部の新設は続いており、やがて供給過剰の時代が来ることが予想されます。今後、病院や薬局で調剤に携われる薬剤師としての需要はそれほど多くありません。ドラックストアでは登録販売者が一般用医薬品の販売を行い、薬剤師を置かなくなりました。薬剤師の資格を持っていても薬剤師として働けなくなる時代がやがてやってくるかもしれません。私立大学では6年間で1000万円以上の学費のかかる薬学部です。資格があれば何とかなると思っていると、とんでもないことになる可能性もあります。
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コメント

Secret

今の時代は大変だと思います。

難関の公認会計士資格を取得しても、2000人の内就職できたのは800人だった年もあると聞いています。
社会にそれだけの受け皿がないと、どんなに時間をかけ学費をかけ難しい資格を取得しても、辛い現実を目の当たりにすることになります。
そういう数年先の社会情勢まで考慮して自分の進路を決めなければならない時代なのですね。


プロフィール

進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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