大学募集人数と合格者数

2012/11/10 Sat (No.892)

 私立大学で、入学者数を募集定員きっかりに合わせるのは大変難しい作業です。合格者のうち何割かは、それより上位の大学に合格した場合に、入学手続きをとらないからです。これを歩留まり率といいます。

 入学が確約されている指定校推薦でもすべての指定校から出願があるわけではありません。入試担当者は、指定校推薦の応募人数をにらみながら、公募制推薦の合格者数を計算します。一般入試では、他の大学との併願が普通ですから、さらに念入りな計算が必要です。受験日の重なり、志望動向、これまでの入試による入学手続き者の数などいろんなファクターを勘案に入れます。

 難関校であれば、歩留まり率は100%に近くなるので、まだ計算は簡単です。しかし、中堅校の場合は、上位校との併願状況、第一志望としている受験者の人数によって、入学者数は大きく左右されます。関大や近大など関西の中堅マンモス校は、募集定員の3倍程度の合格者を出しています。

 受験生のなかには、出願者数と募集定員数だけを見て、その倍率に恐れをなす人がいますが、多くは見せかけの倍率に過ぎず、合格者数は募集定員の数倍であることが普通です。
関連記事

コメント

Secret



プロフィール

進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示