定員割れの大学への補助金

2012/11/08 Thu (No.890)

 文部科学相によって不認可と判断された3大学の新設が、急遽方針変更されて認可されました。審議会で認可が答申されていた大学なので、当然のことだと思います。ここ20年ほどの間に、大学設置基準が緩和され、定員を充足できない大学が増加するとともに大学生の質も低下しました。大学設置基準を見直すことは必要だとは思います。

 定員を充足できない大学に対しては、現在でも財政面でペナルティが与えられていることはご存じでしょうか。日本私立学校振興・共済事業団は、国から補助金の交付を受け、それを私立大学等経常費補助金として私立大学に交付しています。補助金は経常的財政基盤に必要な「一般補助」と大学の特色ある取り組みを支援する「特別補助」に分かれます。

 「一般補助」は教職員数、学生数を基準に、定員の充足率に応じて調整されており、定員割れの大学では、学部(医歯学部をのぞく)の定員充足率(在籍学生数/収容定員)に応じて次のように減額されます。下の図をご覧下さい。(出典 「私立大学等経常費補助金配分基準」平成24年2月 私学振興事業本部)

大学定員割れ

 5月1日現在で定員充足率が50%以下の学部に対しては、「一般補助」は原則不交付となります。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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