北陸地方の大学の底力

2012/11/05 Mon (No.887)

 今日、「大学通信11月1日号」がファックスで送られてきました。大学通信の調査によると、全国を10地域にわけた地域別就職率のトップが「北陸」で82.7%の高い数字となっているとのことです。昨日、高校の就職率が高いのも北陸とのデータをお示ししましたが、大学でも北陸が最も高い就職率となっています。

 北陸地方の大学の就職率がなぜ高いのかについて、大学通信は、「従来の伝統産業・地場産業やアルミ精製などに加えて、最新の電子・コンピュータ産業も他地方から流入してくるなど、都市の規模に比べて産業活動が活発」であり、「地元での就職以外を選ぶ場合、東京・名古屋・大阪がほぼ同じような距離で、各地から就職情報が集まる」ほか、「共稼ぎ率が高いことに象徴されるように、勤労に対する価値観も労働意欲も高い県民性」があると述べています。また「個々の大学がお互いに切磋琢磨試しあい、適切な就職支援活動を何年も前から実施していること」を「何よりも大きな要因」として挙げています。

 北陸地方というと、面倒見がよく、高い教育力を誇る「金沢工業大学」がわたしたち進路関係者の間では、高い評価を得ています。それ以外にも多くの大学が競い合っていることも承知しています。そこで本当に北陸の大学がそんなに就職実績がよいのか、わたしなりに『大学の真の実力』のデータにあたってみました。その結果、就職先についてはもう少し調べてみる必要があるにせよ、驚くことに近畿の関関同立をしのぐ就職率を上げている私立大学が数多く存在します。下の表をご覧下さい。

北陸進路決定率

 わたしの以前のデータと比較できるように、工学部と経済学部のみの表です。この表にある私立大学は、難易度でいうと産近甲龍よりも易しい大学です。しかし就職率・進路決定率とも近隣の国立大学に引けをとりません。くわえて北陸の国立大学もよく宣伝活動を行っています。11月11日に金沢大学・富山大学・福井大学・石川県立大学が京都で合同進学説明会を行います。

<追記>北陸星稜大学の名前が間違っているとのコメントをいただきました。ここに訂正させていただきます。コメントどうもありがとうございました。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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