大学入試の面接試験

2012/10/23 Tue (No.874)

 大学入試の面接試験においては、形式よりも内容が大切です。もちろん入室時から答え始めるまでの数分間は、面接者も注意してみていますので、第一印象は大切です。しかし、質疑応答に入った後は、受験生がどのように考えてその大学・学部を志望し、そこで何をしたいのか、受験生の意欲と知識を問いたいのです。

 大学の呼び方は基本的には「貴学」を使いますが、実際、「貴学」といおうと「貴校」といおうと「こちらの大学」といおうと「東京大学」といおうと、それほど気にすることはありません。高校のなかには、形式を重んじ、いすの座り方、お辞儀の仕方、一人称の使い方まで指導するところがありますが、これらの形式についてもいくつかのバリエーションがあり、必ずしも正解はありません。ときどき女性徒で両手をスカートの前に組んで礼をする生徒がいますが、もちろんそれも正しいにせよ、わたしは、何かウェイトレスに挨拶されているような気がします。もちろんそんなフィーリングは当然採点基準には入っていませんので、安心してください。わたしは、動作がぞんざいでなく、明るい声できちっと挨拶ができ、敬意がこもっていればそれでいいと思っています。

 視覚に訴えかける最初の数分間ののちは、いよいよ内容で勝負です。大学に提出した志望理由書をどれだけ自分が深めていけるか、進学したい分野の本は読んでいるのか、どんなことを学び、将来はどんなビジョンを持っているのか。難易度の高い大学ほど、あなたの答えに対して突っ込んだ質問をしてきます。質問に対してぶれることなく、自分の知っている範囲で、誠実に答えてください。この生徒なら「入学させたいなあ」と面接者に思われたら合格します。

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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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