インセンティブとしての模擬授業

2012/10/07 Sun (No.857)

 昨年に引き続き2年生を対象に大学・短大・専門学校の先生をお招きして、模擬授業を行いました。模擬授業をすることのねらいは、高校の学びと大学の学びの違いを体験してもらうことです。高校の授業では、カリキュラムにしたがって、高校生として必要な知識を修得することが中心となります。大学では、高校での知識を基礎としながら、各自の興味関心にしたがって、かなり自由に科目を選択することができます。

 たとえば、「犯罪心理学」に興味があるとか、「言語と文化」に興味があるとしたら、それぞれの学部でそれぞれの勉強をすることができます。「犯罪者はなぜ犯罪現場に立ち戻るのか」とか、「ワニの動作についてスワヒリ語ではどのように区別するのか」とかだと、なかなか興味を惹くと思いませんか。「法学部」で何を学ぶかとか、「英文学科」で何を学ぶかといった学部・学科紹介とは、少し切り口が異なってきます。模擬授業は生徒たちに自らの関心に気づかせ、将来の進路を選ぶ際の参考になるだろうと考えます。もちろんたった1時間完結の授業なので、トピックをたてた興味を惹きやすい授業をお願いしています。実際はもっと退屈で根気強い努力が、学問には必要なのはいうまでもありません。

 今年は生徒たちの評価も生徒たちに対する評価もよかったように思います。最近の生徒たちはますます受身になってきています。モチベーションを高めるために多くのインセンティブを与えることは、高校の進路指導においても重要なのだろうと思います。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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