定員割れの私立大学の特徴

2012/09/29 Sat (No.848)

 文部科学省によると、平成23年度入試で定員割れを起こしている私立大学は、全大学の42%となる239大学あります。そのうち定員の50%を満たせなかった大学が24大学、50-75%の大学が81大学、75-100%の大学が134大学となります。私立大学は歩留まり率を考慮しながら、合格者数を決定するので、実際の合否を決定する実質志願倍率は、志願者数を募集人員で除した名目志願倍率よりかなり低いことが多いです。それにもかかわらず、前記の定員充足率50%未満の大学では名目志願倍率でも0.9倍、50-75%の大学では1.3倍となっています。ですから、昨年度の募集要項で名目志願倍率が1.5倍以下の大学は最終的に定員を充足していない可能性もあります。

 定員を充足できなかった大学の特徴として、推薦入試とAO入試での入学者数の割合が高いことが上げられます。たとえば定員充足率50%未満の大学では推薦入試とAO入試での入学者数が全入学者数に占める割合は76.7%、50-75%の大学では67.3%となっています。それゆえ一般入試での入学者の割合が高いほど人気のある大学だといえるでしょう。

 ただ、これらの数値は、それぞれの区分での定員充足率に該当する大学の平均値ですので、志願倍率が低いけれども人気のある大学、推薦入試の割合が高いけれど人気のある大学は存在します。とくに関西では、公募制推薦入試の割合が高く、学力試験もあるので、推薦入試入学者の割合が5割程度の大学の中にも優秀な大学が多数存在します。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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