小論文試験を受ける人へ

2012/08/14 Tue (No.801)

 先週行われた学研の小論文対策研究会に出席してきました。6月はじめの静岡から、9月の徳島まで、全45回開催されています。

 AO入試や推薦入試には、小論文はつきものです。今まで何回かこの種の研究会には出席していますが、どこでも異口同音に、「自分のことば」で「複数の観点」を視野に入れ、メリハリのある文章を構成することの重要性を指摘しています。そのためには、受験生の社会的知識と問題意識が十分であることが必要です。また、実践的に言えば受験大学の過去問も試験傾向をつかむための大きな指針となります。

 ともかくトレーニングなしには、小論文は書けません。とくに最近の高校生は、「岩波新書」や「中公新書」などの論説文をほとんど読んだことがありません。そのため試験の課題文から論点を見つけ出すことが苦手です。短時間で論点を見つけ出し、それを要約し、問題の意図に沿って自分の意見を付け加えなければなりません。もとより正解はなく、受験生の読解力と文章構成力が試されます。

 夏休みの間に、経済学部を受験する人は経済について、教育学部を受験する人は教育についての啓蒙的な著書を読んでおくとよいでしょう。書店に行っていろいろな「新書」コーナーから自分の興味のある1~2冊を選び、それを読んで知識を仕入れておきましょう。そして読む時にはそれぞれのパラグラフで、著者が何を言いたいのかを考えてみましょう。図書館の本では、傍線を引いたり、書き込みができませんので、自分で購入してください。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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