多様な大学の入試形態

2012/08/07 Tue (No.794)

 AO入試、指定校推薦入試、公募制推薦入試、一般入試A日程、一般入試B日程、センター利用入試、センター併用入試、大学の入試形態は非常に複雑です。それぞれの大学で入試の呼び名も違います。入試科目も異なります。それに加えて各大学とも毎年少しずつ変更があります。合否判定も2教科型、3教科型、高得点科目重視型など大学によってさまざまです。毎年、進路指導に携わっているわたしでも覚えきれないのですから、生徒や保護者のみなさんが容易に理解できないのも当然です。

 受験機会を多く設けることによって受験料収入を増やし、受験を差別化することによって受験生を誘導し、受験科目を減らすことによって受験生の増加を狙うなどあの手この手で大学は他の大学より優位に立とうとします。大学での講義の質を高め、意識の高い学生を募集し、学生の満足感を高めるよりは、経営上の手っ取り早い改革のほうが大学運営には効果的です。

 しかし、学力試験を課さないAO入試や指定校推薦、少ない教科での推薦入試と受験生の学力的負担を軽くすればするほど、集まる学生の学力が低下するのは当たり前です。分数ができない大学生、アルファベットが書けない大学生が増えることになります。最近、AO入試や指定校の選定を見直す大学が出てきていますが、歓迎すべき流れだと思います。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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