志望理由書

2012/08/03 Fri (No.790)

 今日は昼から会議があったので、午前中に国公立大学の推薦入試を受験予定の二人の生徒の志望理由書の読み合わせをおこないました。8時からと10時からと二人を別々に行ったのですが、最初の生徒を危うく泣かせてしまうところでした。最初の生徒は、交換留学生としてアメリカに行ったこともあり、行動力も柔軟性もあるのですが、自分の考えを文章にするのがやや苦手なところがあります。盛り込むべき体験も自分のしたいこともあるのに、文章の構成力が弱い。進学すれば一生懸命がんばれる力があることは、わたしには分かっているのですが、どうしてその大学を選んだのか、そして何を勉強したいのかを大学の先生にアピールする力が足らないように感じます。その力をつければ、もっとよくなります。しかし、一生懸命書いた文章であることは分かります。にもかかわせず、非常に辛口の批判をしてしまいました。

 二番目の生徒もよく似た体験を有しています。アメリカやニュージーランドへの留学経験を持ち、リーダーとして小学生たちにキャンプを指導したこともあります。最初の生徒に厳しくあたったので、今度はそのことに留意しながら、できるだけ本人の立場に寄り添って読んでみました。これも一生懸命書かれています。やや冗長ですが、少し書きなおせばアピールする力は十分にあります。わたしの独断だけで判断するのは危険なので、わたしならこう表現するだろうということにとどめました。

 各人各様の書き方があって、決してわたしが正しいとは思っていません。ですから、志望理由を書くにしても、実際は本人たちの視点のほうが優れているのかもしれません。わたしがステレオタイプにはめようとしていることも十分考えられます。しかし、これは受験です。てすから、今日は本人たちの事情を知らず、基本的には否定的解釈をする立場の人間が読んでも、よく理解してもらえるような表現を考えてみようということを中心に話しました。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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