行きたい大学を探そう

2012/07/26 Thu (No.782)

 進路について高校生は深く考えていません。たとえ高校3年生でもです。進学校であれば周りが進学するから進学し、就職校であれば周りが就職するから就職する、という風潮があります。4年制大学に進学する場合でも、地元の大学、名前の知っている大学だけが進学先の候補になることも多いです。

 夏休みになっても、夏期講習の合間に生徒が進路指導室を訪れます。まずわたしが聞くことは、「どこか考えている大学はあるの」「どうしてその大学に行きたいの」ということです。その大学・学部で、自分のやりたいことが明確になっており、他の大学との比較がきちんとできておれば、難易度にかかわらず志望校としてふさわしいと思います。ただその大学1校しか見ておらず、志望動機も曖昧であるなら、もっと視野を広くもつことが必要です。生徒には結構思いこみがあって、少し視点をずらしてあげることによって柔軟な選択ができることもあります。同じような分野の勉強ができる大学の何校かを一緒に探し、大学案内を調べ、オープンキャンパスに行くように勧めます。自分で大学を調べる手始めには、「逆引き大学辞典」が役に立つ情報源です。志望校の決定はおそくともはこの夏休みがリミットです。

 早く受験から解放されたいと思って、生徒が安易な選択をしている場合もあります。そのような場合は、もし自分がその大学に通っているとして、周りの学生があまり勉強しないような環境でも大丈夫かとか、就職の時には苦労するかも知れないよ、といった話をします。

 就職に関しては、「関関同立」とそれ以外では有意に差があるように感じています。大学院への進学では、「国公立大学」と「私立大学」で有意に差があります。ですから、自分にとってどうしてもこの大学でなければならないという明確な理由がない場合は、できるだけ学生の質の高い、すなわち難易度の高い大学を目指した方が、将来の自分にとって有用です。まだ、時間は十分あります。「行ける大学」ではなく「行きたい大学」を目指して頑張っていきましょう。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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