進学用調査書(その3)

2010/09/09 Thu (No.78)

 大学・短大・専門学校を受験するときには、進学用調査書が必要です。調査書は、宛先の学校名を記入したうえで、厳封されて生徒に手渡されます。内容の改竄をふせぐために、開封すると無効になります。生徒諸君にとっては、中身が気になるところですが、人物評価について、まず悪いことは書いてありません。

 ここ数年間クラス担任をしていませんので、最近は調査書を書いたことはないのですが、わたしも、おしゃべりな生徒には「明朗快活な性格で」、おとなしくて地味な生徒には「落ち着いて物事にじっくり取り組み」、あわてん坊の生徒には「何事にも機敏に対応することができ」と書いてきました。

 また、調査書に「文化祭クラス代表として活躍した」と書いてあれば、推薦入試の面接のときに「どんなことをしたの」と聞かれる場合もありますので、わたしは、調査書のオリジナルを、調査書の内容を知りたい生徒には見せてきました。調査書の内容を秘密にしている先生もいると聞きますが、自分自身の情報ですから、わたしは開示するべきだと思っています。

 受験先によって例外もありますが、1回の受験にたいして、調査書1通が必要です。ですから5校受験する場合は5通必要になります。現役の高校生の場合、調査書は何通発行しても無料ですが、大阪府では、今年から、浪人生の場合は1通400円徴収することになりました。5校受験すると2000円の出費となります。この金額は大阪府の会計に入るわけですが、受験生に金銭的負担をかけるばかりか、高校の事務職員の仕事を増やす結果となり残念です。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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