保護者懇談の季節

2012/06/09 Sat (No.734)

 大阪の公立高校では6月上旬に保護者懇談を行うところが多いです。保護者の皆さんもお忙しいとは思いますが、ぜひ子どもさんの学校での様子をお聞きください。

 わたしの高校では、クラス全員の保護者と懇談することを目標に、生徒・保護者・担任の三者懇談が基本となっています。若い担任にとっては、保護者懇談は大きな負担であり試練でもあります。自分の母親や父親と同じくらいの年齢の保護者に生活や進路のことについて話すわけですから。人生経験も保護者のほうが豊富に違いありません。わたしも若いときは、この保護者懇談が苦手でした。

 さて保護者懇談のメリットとして、担任にとっては、生徒の家庭での生活を知ることができ、生徒の新しい一面を発見したりします。また保護者にとっては、子どもの学校での様子、成績や出欠状況を知ることができます。3年ともなれば進路の話題が中心となります。保護者が生徒の進路希望を知らず、進路について両者の意見にくい違いのある場合があります。また生徒には連絡してあることがらが保護者まで伝わってないこともあります。とくに推薦入試に関して入学手続きに必要な金額とその納入時期をご存じない保護者もおられます。生徒は保護者に心配をかけないように金銭的なことは言い渋ります。保護者も、授業料も安く推薦入試が一般的でなかった自分たちの時代のことを思い描いて、日本学生支援機構の奨学金が貸与されれば、入学手続きに十分だと考えています。もちろんそうではありません。生徒と保護者の見解が違う場合は、担任からいろいろな進路の情報を伝えていくことも必要です。そして生徒と保護者と担任とで進路確認をしていきます。

 学校を訪ねると自分の子どもの様子だけではなく、さまざまなことを知ることができます。クラブ活動の活発さ、すれ違って挨拶してくれる先生や生徒の数、便所や廊下の清掃状況、教室の散らかり具合、こういったことは学力だけでは測れない学校のレベルをあらわしています。進路資料室にもお寄りになって、どんな資料がおいてあるかごらんになってください。どうぞいろんなことを観察して帰ってください。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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