家庭教育支援条例案

2012/06/01 Fri (No.726)

 皆さんは、約1ヶ月前「大阪維新の会」が条例化を目指した「家庭教育支援条例案」をご存知ですか。その内容があまりにも「非科学的」で「差別的」であったため、発達障害の子どもを持つ保護者の団体などからの猛反発にあって、ついに議会提出をあきらめたというものです。
 
 一番問題とされたのは、第15条の「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与している」という部分と、第18条の「わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるもの」という部分です。維新の会の見解では、発達障害の要因は「愛情不足」であることになります。
 
 しかし、発達障害の原因は生まれながらの脳の機能障害であるとされ、親の愛情不足で起こるものではありません。「伝統的子育て」とは具体的に何を指しているのかはわかりませんが、それによって発達障害が予防できることはありません。これらの誤った偏見により、今までどれだけ多くの母親や父親がいわれのない中傷や不安にさいなまれたことか。一生懸命愛情をそそいで育てていても、発達障害の子が家庭にいれば「愛情不足」のレッテルを貼られ、自分の子育てが間違っていたかと悩むのです。科学的知識もないままに条例化しようとした「維新の会」の「無知」と「横暴」にはあきれるばかりです。また「維新の会」の条例案からは、発達障害は悪であり社会から排除されるべきものであるとの口吻もうかがえます。これも大きな問題だと思います。
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コメント

Secret

そうです!

私も、同じ意見です。先日、こどもの軽度知的障害の療育手帳を頂くために、こども相談所に行って来ました。往復の道中で考えても足りないくらい、親は、自分を責める気持ちになります。このような一方的な、言い方は、あまりです。とのような経過で、このような結論に至ったのか、研究者や専門家が関わっているのなら、誰か。もっと知らされるべきでしょう。

本当に申し訳ありませんでした

コメントありがとうございます。

これは本当に私のミスです。
何かの変換のときに「傷害」と出たのを
そのまま見過ごしてしまっています。


ご指摘の後すぐに直させていただきましたが、
気分を害された方が大勢いらっしゃると思います。
あってはならないミスです。
本当に深くお詫び申し上げます。


傷害って...
わざと書いてるんですか?


プロフィール

進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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