たった一人の新任教諭

2012/04/02 Mon (No.665)

 昨日は日曜日だったので、実質的な新年度は今日からです。新任や転任の先生の挨拶がありました。昨年、一昨年と3~4名の新任教員の赴任があったのに、今年は新任教諭はひとりきりです。わたしの学校だけ、たまたまそうだったのかもしれません。しかし今年は教員採用試験の合格者のなかから14%近い辞退者がでました。その影響があるのかもわかりません。

 不況になると教員をはじめ公務員に人気が集まります。にもかかわらずです。ある政党の政策のおかげで、おそらく大阪府の公立高校の教職がどんどん魅力のないものになっているのでしょう。「教育」に夢と希望を抱いて携わろうとする若者に、「この門を入るもの一切の希望を捨てよ」、上意下達の命令に従え、となればあえて軋轢の多い職を選ぼうとはしません。競争率が3倍をきると有能な人材は集まらないといいます。しかし、昨年は3倍を下回る教科も出てきています。

 ここ数年で、教師の大量退職時代がやってきます。そのときにはもっと競争率は下がるでしょう。そのうち夢もなく企業にも合格できない人間が教師になる時代が来るかもしれません。これこそ公立高校の教育の危機だと思うのはわたしだけでしょうか。
関連記事

コメント

Secret

私立や塾に優秀な教師が集まるかどうかを問題にしているわけじゃないでしょ。それは全国的な傾向ですからね。ここで問題にしているのは他の自治体の公立高校と比較して大阪府の公立高校の教師の不人気ぶりです。

ぼくの地は他県の田舎ということもあるかもしれんが、教師はまだまだ人気職種です。でも、大阪の今のありようを見たら、大阪で公立高校の教師になりたいとは少なくともぼくは思いませんね。

公務員も評価次第でもっと昇給してもいいかと思います。私立や塾に優秀な教師が集まるのは、維新のせいではないでしょう。


プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示