大阪府の私立高校募集定員

2011/11/17 Thu (No.523)

 2012年度の大阪府の私立高校の募集定員が発表になっています。従来公立高校と私立高校の定員比率は7:3であったところを、「公私間の競争」をうながす橋下前大阪府知事の方針で今年から比率が撤廃され、また私立無償化の影響を受けて、受験者が大幅に私立高校に流れました。募集定員の3倍の入学者となった私立高校もあります。その結果急遽プレハブ校舎を増築した私立高校と、定員割れをした大量の府立高校が生まれました。そのことに対する責任を明確にすることなく、知事の職を降りてしまった人物がいます。

 私立高校では、今年並みの募集定員を発表しています。それに対して公立高校は定員割れを避けるため、軒並み募集定員を少なくしています。というのは、「教育基本条例」が府議会を通れば、3年連続定員割れをした府立高校は統廃合の対象となるからです。

 そのため公私を合わせた募集定員の総数が進学予定者を大幅に下回り、一昨日公私間で募集定員を上積みすることが合意されました。稚拙な政策によって教育は大きなダメージを蒙ります。教育を「政治のおもちゃ」にしないでほしい。多くの現場の教師の声だと思います。

 公立高校個別の募集定員は、明日新聞報道されます。そのときにまたお知らせしたいと思います。
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コメント

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2年連続で定員割れで統廃合って基準は他府県では珍しいことではないんですけどね。


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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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