コミュニケーション能力

2011/10/09 Sun (No.483)

 9月28日に発表された、経団連の「新卒採用(2011年3月卒業者)に関するアンケート調査結果の概要」によると、大卒者の選考にあたって「選考時に重視する要素」の第1位は、8年連続で「コミュニケーション能力」です。下のグラフを見てください。(出典 上掲アンケート調査結果)。

コミュニケーション能力


 ところで「コミュニケーション能力」とは、何を意味するのでしょうか。言語を用いて、相手と円滑な関係を築いていく能力でしょうか。あるいは、非言語能力をも含めて、感情を互いに理解しながら、自分の意思を伝達できる能力でしょうか。世の中には、「コミュニケーション能力検定」というものまで存在します。

 先週の金曜日、大阪女学院大学で、「全国進学指導研究大会」があり、わたしもそれに参加してきました。そのなかの基調講演で、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之氏が、「コミュニケーション能力」にふれて、「コミュニケーション能力」とは「分からないことを排除せず向き合う力」、「分からないことのそばにありつづける力」と述べていました。

 学生が考える「コミュニケーション能力」とは、仲間内で楽しく過ごすことができる能力であるのに対して、企業が要求する「コミュニケーション能力」とは、初めての人と話すことのできる能力であるというのです。企業にとっては、未知の局面、未知の人間とどれだけうまくコンタクトがとれるかが重要です。すなわち世代・分野・文化をこえて、協力しながら仕事をすすめることができる「オープン・コラボレーション」が「コミュニケーション能力」の実態だということです。わたしにとって、たいへん参考となる講演でした。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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