大学専攻分野別就職率

2011/09/12 Mon (No.456)

 大学に進学したあとの就職率はどうなっているのでしょう。個々の大学の就職状況は、各大学のホームページに載せられています。とはいえ、大学ごとに集計方法がまちまちで、信頼のおける数字を公表しているかどうかがあやふやなところもあります。それで、今日はざっくりと専攻分野別の就職状況を見ていきたいと思います。出典は、昨日同様、「平成23年度学校基本調査の速報について」(文部科学省)です。

 学部卒業生の一番就職率の高い専攻分野は、家政系です。次に教育がつづきます。2分野とも7割を超えています。これら2つの分野はいわば、「手に職」をつけて卒業しますので、就職先が見つかりやすいといえます。とはいえ、家政系では、約2割の学生が就職できていないことにも注目してください。

就職率


 就職率は、そのあと、文系学部の、社会科学、人文科学の順でつづきます。理系学部では、就職率は6割を下回ります。しかし理系分野をよく見ると大学院進学者の割合が高いことがわかります。そのために学部での就職率が低くなっているのです。一見、理系と較べて学部での就職率の高い文系学部において、パートやフリーター、ニートの割合が高いことも注意を要します。社会科学系で22%、人文科学系で26%の学生が、正規雇用されていません。

 年ごとの就職率の推移を見てみます。リーマンショック後、人文科学系と工学系では10ポイント以上就職率が減少しています。しかし、理系分野では、就職率だけではなく大学院進学率を視野に入れて考察しなければなりません。明日は、大学院について見てみましょう。

専攻別就職率

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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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