手作業のソート

2011/08/16 Tue (No.429)

 もう少し前のわたしが教師になりたての頃の話をしましょう。成績処理は電卓です。そろばんをはじいている旧制中学時代から勤務している先生もいます。各教科の先生から出された成績は担任が集計して一覧表にします。実力テストだと、生徒ごとに各教科の得点と合計を進路カードに書いて進路に提出します。

 進路では、そのカードの合計点順に手作業でソートします。進路部全員で作業します。1000点満点だとすると、たとえば100点刻みにカードをふりわけて10の山を作ります。その10の山の中でまた10点刻みに10の山を作り、さいごに得点順に並べます。

 そのあと一番上に積まれた一番得点の高いカードから席次を振っていきます。すべての席次か振られるとこんどはクラス別に並べ替えます。そしてクラス別のカードを出席番号順に並び替えます。クラス別一覧表をつくるために、出席番号順の名簿を一覧表の名前の欄に貼り付け、それぞれの生徒の欄に成績と席次を書き込んでいきます。これも進路全員の作業です。

 現在コンピュータ化されることによって、ソートという仕事の量は軽減されたかも知れませんが、コンピュータ担当の先生の仕事はむしろ増えているような気がします。また進路全体で共同作業しなくなったので、進路部員のつながりも希薄になったような気がしています。
関連記事

コメント

Secret



プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示