高卒と大卒の生涯賃金

2010/08/02 Mon (No.38)

 今日は生涯賃金の格差についてお話しましょう。資料の出典はすべて、ユースフル労働統計2010です。

 高校を卒業して、ずっと同じ会社に定年まで勤め続けた(標準労働者といいます)として、退職金を除外した生涯賃金がいくらになるかご存知ですか。男性で約2 億6 千万円、女性で約1 億9 千万円です。けっこう多いと思われるでしょう。
それでは、同じ条件で大卒・大学院卒では…。男性で3億円、女性で2 億6 千万円となります。下のグラフをご覧ください。
標準労働者の生涯賃金
 それでは、途中で転職した場合(一般労働者といいます)はどうでしょう。大卒・大学院卒の男性で2 億7 千万円となります。勤続年数が賃金に反映される傾向が強いといわれる日本では、転職により賃金が低下する場合が多いため、生涯賃金は標準労働者より若干低くなります。つぎに、男性についてのものしかありませんが、一般労働者の退職金と定年後もはたらいた場合の賃金を含めたグラフを見てもらいましょう。
一般労働者の生涯賃金
 上の二つのグラフを見てどのように感じられましたか。定年までの総労働時間が高卒の男子で約9万3千時間、女子で約8万7千時間であるのにたいして、大卒・大学院卒では男子で約8万時間、女子で約7万5千時間であることを考えると、生涯賃金でも大卒と比べて割の合わない気がします。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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