私立大推薦入試出願指導ガイドブック

2011/06/19 Sun (No.369)

 先日のベネッセの教員向け説明会で「私立大推薦入試出願指導ガイドブック」をもらってきました。この冊子は、推薦入試を受験する生徒の志望校合否ラインを確認するうえで大変役に立つ資料です。

 代ゼミの「全国センター模試」や「全国総合模試」、河合塾の「全統マーク模試」、「全統記述模試」、ベネッセの「進研模試」は一般入試用の模試です。したがって問題レベルもそれなりに高く、一般入試の合格可能性を判定し、自分の弱点をみつけだすための模試です。ですから、基本的には国公立大学や関関同立クラスの大学を受験しようとする生徒に照準をあわせてあります。

 ベネッセでは、模試とは別に「スタディサポート」や「進路マップ」といったいわゆる「実力テスト」も実施しています。ベネッセのGTZというのは、この「実力テスト」での学力到達度のことです。これらのテストを受験していれば自分のGTZがわかります。受験していなくても、ベネッセはGTZによるランキング表を各高校の進路指導部宛に公表していますので、これを用いて各大学の難易度を知ることができます。

 「私立大推薦入試出願指導ガイドブック」には、合否ラインのGTZ一覧が掲載されています。ただし昨年までの「ガイドブック」と変更なった点があります。それは、昨年までは合否ラインのGTZを合格率60% に置いていたのに対し、今年は合格率40%に引き下げている点です。そのため、個別大学の一覧のGTZは昨年より低い値となっています。

 推薦入試を第一目標とするのは、GTZでCゾーンの生徒が多いとおもいます。いわゆる摂桃追神ラインです。この生徒たちはもう少し勉強するとBゾーンになって、産近甲龍クラスに手が届く生徒です。先ほど述べたとおり、今年の「ガイドブック」では、合格可能性40%のラインのGTZがのせてあります。理工学部を例にとると、京都産大、龍谷、近大ともC1となっています。昨年は、60%のラインなのでそれぞれB3、B3、B3となっていました。このことに留意しながらデータを見ると問題はないのですが、早とちりする生徒は、産近龍はCゾーンでも大丈夫だと誤解する可能性があります。今までの表になれている担任の先生も誤解するかもしれません。わたしも、最初にこの表を見たとき、少し違和感を覚えました。

 そのため、わたしは、「ガイドブック」を担任の先生にお渡しするとき、合格可能性60%のラインを目安としてくださいとお願いしました。「ガイドブック」には、入試方式別合否の度数分布表も掲載されています。ここではおおむね合格可能性60%のGTZが「合格者平均GTZ」として載っています。いままでのデータになれた先生にとって、この度数分布表を参考にしたほうが、一般入試をも含んだ統一的指導がしやすいかも知れません。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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