国公立大学志願者増減

2011/06/14 Tue (No.364)

 先日、代々木ゼミナールの資料を使って2011年度国公立大学入試のまとめをおこないましたが、今日は、旺文社の資料を使って、国公立大学受験者の増減についてみていきたいと思います。(「23年入試結果報告と24年入試展望」旺文社 教育情報センター)

 旺文社の分析によると2011年度の出願傾向は、国公立人気の中で、センター入試の平均点アップと安全志向との綱引きの中、やや強気の出願となり、後期もしっかり出願したという傾向が見られるといいます。

 このうち難関大学では、全体的には昨年並みの出願ですが、北海道大学が3%、東京工業大学が11%、名古屋大学が8%増加しています。北海道大学は今年導入した「総合入試」が人気を集めたといえます。とくに文系の総合入試では、教育・法・経済学部の個別試験でそれまで数学必須だったのが、地歴との選択制になったため、数学が苦手な受験者が集中したようです。またそれにつづく準難関大学では、多くの大学で志願者が増加しました。地方大学では、資格の取れる学部の人気が根強いといえますが、昨年の反動で受験者を減らした大学も多いとのことです。

 学部別の志願者の増減は、理系学部が軒並み志願者を増やし、「理系女子」に人気の理学・農学・薬学・看護医療系統の志願者増が目立ちます。また私立大学では人気のない歯学系統の受験者が学費の安い国公立大学では、昨年と較べて大幅に増加しています。

 これに対して文系学部では、法学・経済・経営・商学系統の志願者が減少しました。法学部不人気は、法科大学院からの司法試験合格率が低いのも原因と思われますが、代ゼミのいうように昨今の不況下で「理高文低」の傾向が現れてきているようです。

 下に2011年入試の国公立大学一般入試学部別志願状況のグラフをあげます。(旺文社前掲資料21ページから引用)

国公立志願状況

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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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