就職内定率ワースト10

2011/06/01 Wed (No.352)

 昨日、わたしは、それほど就職状況が好転しているとは思わないと述べました。下のグラフをご覧ください。これは、昨年9月就職試験が始まる時点で、就職を希望していた生徒を分母に、今年の3月末に就職内定した生徒を分子にして、百分率で表したものです。途中で就職をあきらめた生徒を除外することのない、就職者/就職希望者のパーセントです。これを見ると実質の就職率は約10%下がって、全国平均で85.5%となります。
ワースト内定率

 グラフは就職内定率が低い都道府県をワースト順に10都道府県まで並べたものです。沖縄や北海道の内定率が悪いのがわかります。奈良県も非常に内定率が低いです。東北3県は震災のために、正確な数値が示されていません。ワースト10の中には神奈川や千葉、それに大阪が入っています。大都市近郊では、大学も専門学校も多く、就職がなければ進学に切り替えることが簡単にできます。一昨年までは、奨学金の受付は原則として夏まででした。しかし、昨年度から奨学金の最終受付が1月になったため、進学にかかる費用についても就職をあきらめた時点で、奨学金に頼ることが可能となったのです。

 もちろん一番大切なことは、就職希望者を全員就職させることです。わたしから見れば、大阪府の高校生の就職支援は必ずしも万全ではありませんでした。これに対して、ここには載せていませんが、北陸3県の就職内定率はいずれも9割を超えています。
関連記事

コメント

Secret



プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示