応募前職場見学の効用

2010/07/30 Fri (No.35)

 この一週間、応募前職場見学に付き添ってきました。職場見学で一緒になった他校の先生とも少し話しました。どの学校の先生も求人数の減少を感じているようでした。

 私は、何社かの外食産業の企業を、生徒と一緒に見学しました。たいてい他校の4、5名の生徒と一緒です。担当者の話では、今年は希望者が多く、職場見学の機会を何度も設定しているそうです。飲食業は、休みが不規則で、立ち仕事が多く、終業時間も遅いため、生徒に敬遠される場合が多いのですが、今年は、異変が起きているようです。

 大阪の中心部にある飲食チェーン店の職場見学で一緒になった生徒は、なんと宮津から泊りがけで来ていました。舞鶴から見学に来ている生徒もいました。

 外食産業といってもいろいろで、それぞれの企業独自の経営方針があります。しっかりとしたマネジメントのマニュアルができており、むりのない勤務ができる店。ワンマン社長の経営方針のもと、社員が一丸となってしゃにむに働いている店。こぢんまりとした個人経営で、社員が和気あいあいと働いている店。さまざまです。
 
 職場見学に行くと、職場の雰囲気が体験できるだけでなく、自分の将来像が見えてきます。面接の方法や、作文のテーマを教えてくれるところもあります。なにより、職場を訪問することで、その企業に興味を持っているという、積極的な意思をアピールすることができます。たとえ企業側から、生徒の名前を聞いたり、質問することができなくても、採用試験の面接の際に、その生徒が職場見学に来ていたかどうかは、一目瞭然です。採用の際に、職場見学の有無を選考基準にしてはいけないとされていても、採用担当者も人間です。熱心に見学してくれた生徒には、甘くなるかもしれません。

 また、職場見学は、引率教師にも役立ちます。春、求人依頼に企業訪問した時には、応接室に通されて、会社概要と求人計画について説明を受けます。社員が実際にはたらいている姿を見せてもらえることはまれです。しかし、応募前職場見学では、生徒と一緒に約一時間、会社の沿革や仕事の内容の説明を受けたあと、実際の労働の現場を見学します。求人依頼の訪問では見えなかった、仕事や会社の実態をうかがい知ることができるのです。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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