老舗調理専門学校の倒産

2011/04/27 Wed (No.316)

 今日の朝日新聞朝刊に、「辻学園が民事再生手続き」の記事が載っています。辻学園といえば老舗の「辻学園調理・製菓専門学校」を経営しており、神田川俊郎などが講師を勤めています。数年前から、経営状態がよくないとのうわさは聞いていましたが、生徒数の減少と新校舎建設の際の借り入れがひびいて、28億円あまりの負債となったそうです。

 新聞によると、経営は東京で大学や専門学校を経営する三幸学園が引き継ぎ、授業料や講座もそのままを維持するとのことです。調理専門学校は、大体どの学校も授業料や諸経費が高く、「辻学園調理・製菓専門学校」でも1年コースで年間200万近くの出費となります。そのうえ1年コースの場合は、日本学生支援機構奨学金も利用できないので保護者にとっては経済状態に余裕がないと進学させることが難しくなっています。

 ところで「辻」の名のつく調理師専門学校はもうひとつ、大阪の南の天王寺にあり、こちらは「大阪あべの辻調理師専門学校」など14校を経営しています。かつて「どっちの料理ショー」などにもよく講師が出演していました。上記の「辻学園」とは別法人で資本上の関係もありません。「料理界の東大」と宣伝していたのは、この天王寺(あべの)にある専門学校です。また高校からの進学実績が多いのは、この「大阪あべの辻調理師専門学校」のほうで、学費は倒産した「辻学園」よりは高いのですが、卒業後の就職は他の専門学校よりぬきんでています。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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