スコレー

2011/04/26 Tue (No.315)

 学校(school)というのは、ギリシア語のスコレー(scholē)が語源で、スコレーというのは「暇」という意味です。暇がないと、勉強をする余裕がないからです。文化や芸術もこの「暇」があればこそ成り立ちます。進路指導においてもしかりです。
 
 わたしには、今「暇」がほとんどありません。『進路のてびき』のための統計や原稿の準備、進学説明会のための業者や大学との打ち合わせ、3年担任団との進路会議の準備、PTA講演会のためのパワーポイントの作成、文科省や教育委員会の要求におうじた資料作り、そして授業の準備。

 もろもろの仕事に取り掛かっていると、事務室から来客の電話。そのほとんどがアポなしです。そして来客との応対。仕事ができなくなるので早く帰ってほしいと念じていても、進学実績のない大学や専門学校からの来客の30分もの長話。ほうきを逆さに立てかけておきたくなります。

 毎日毎日送りつけられてくる高さ50センチを超える郵便の山。封も開けずにゴミ箱に捨てたくなるのですが、そういうわけにもいかず、とにかく中身を確かめて必要なものは仕分けしなければなりません。

 スコレーが乏しいので、本当は一番大事な授業の準備が十分にできません。生徒が、進路相談に来ても余裕がないので、じっくりと話をすることができません。思えば、今から30年位前の学校にはまだ余裕がありました。進路指導もこんなにあわただしくはありませんでした。ブログを更新することもままならない日々が続いています。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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