都心に帰ってくる大学

2011/04/17 Sun (No.306)

 本日の朝日新聞朝刊に、「大学、街へ」というタイトルで、かつて郊外に転出していった大学が、都市部に回帰しつつあるという記事が載っていました。昨年秋の代々木ゼミナールの進学説明会でも、いくつかの大学が都市部にキャンパスを移転する話は聞いていました。

 立命館大学の理工学部は、滋賀県草津市にあります。関西学院大学の理工学部は兵庫県三田市です。この二つの大学の理工学部に通学するには、大阪からでは、ある程度の通学時間が必要で、実験や実習などが入ってくる上級生になると、多くの学生は下宿することとなります。また同志社大学は京田辺市にあり、大阪からのアクセスはそれほど不便ではないのですが、京都のイメージとはずいぶん異なります。それにくらべて関西大学と近畿大学とは、大阪市内ではないですが、大阪からのアクセスはよいほうです。

 最近の高校生は、遠くの大学に行くのをいやがります。ややもすると自転車で通えるところに行きたいと言いだす生徒もいます。立命館大学理工学部は宣伝が上手で人気を保っていますが、通学に不便な関西学院大学の理工学部は人気を失ってきています。近畿大学の人気が上昇しているのは、入試システムだけでなく、立地条件によるものがあるのかも知れません。

 関西学院大学移転の計画はないそうですが、記事によると、立命館大学が、JR茨木駅のすぐそばに新キャンパスを建設。同志社大学も文系の4学部の1.2年生を京都御所の北、今出川キャンパスに戻し、その北に烏丸キャンパスを新設するとのことです。その他、大阪の都心部にサテライトキャンパスを開設する大学も増えてきています。
関連記事

コメント

Secret



プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示