留学生の来日待機

2011/04/09 Sat (No.297)

 東日本大震災と福島第1原発の放射能流出事故の影響で、日本の観光地への訪問客数が急減しているとのニュースを見聞します。とくに海外からの客足が遠のいているようです。

 わたしの高校では、毎年何人かの留学生を受け入れているのですが、震災後、本国政府や留学派遣団体の要請で、3人の留学生があいついで帰国しました。大阪は、震災の被害を受けていませんので、放射能流出事故の原因が大きいと思われます。フランスの反応がとくに早く、日本語が大変上手だったフランスからの留学生は、震災の翌週には、母国に帰国してしまいました。

 新学期が始まってからも異変は続いています。日本の学期に合わせて4月から迎える予定だった2人の交換留学生も、本国待機中で来日のめどが立っていません。日本に暮らしているわたしたちでさえも、流出放射線について得られる情報が必ずしも十分とはいえず、不安な日々を送っているのですから、情報がもっと限られた外国では、安全志向が働くのはもっともです。ソウルが雨だった一昨日、ソウルの小中学校の一部では臨時休校となったという報道もあります。

 余震が続く現在、地震という天災はある程度いたし方ないにせよ、放射能流出という人災は、機敏な対処をしないと、汚染被害が拡大するばかりか、人的な交流まで阻害してしまう危険をはらんでいます。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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