易しくなった教員採用試験

2011/03/30 Wed (No.287)

 大阪府では団塊の世代の退職により、おおくの新しい教師を必要としています。ことし、大阪府立高校・支援学校高等部に、教諭として合格した人は670名です。かつては、募集人数が少なく、何十倍という競争率の時代もあったのですが、より簡単に採用試験に合格するようになりました。とくに理科系の教師の倍率は低く、高校の数学教師の採用試験の倍率はわずか、2.4倍にしかすぎません。(中学校ではさらに倍率は低い)。企業に就職するよりも簡単に教師になれる時代になっています。

 皆さんのなかで、高校・中学の教師になろうと思っている人には、これからの数年がチャンスです。教育学部を卒業している必要はなく、教員免許を取れる科目を履修していれば、教師の免許を取得することができます。

 しかし、大阪は競争倍率は低いのですが、教師の給与は毎年減らされ、全国最低レベルとなりました。仕事も教育以外の雑務が増加しています。また成果主義となり、じっくりと生徒ひとりひとりに関わることが難しくなりました。そのため、とくに理系の優秀な人材が、他府県に流れたり、他の職業についたりしています。大阪府教育委員会は、理系大学への働きかけを強めるといいますが、まず教師の待遇を改善しない限り、教師不足の状態は続いていくことと思います。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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