ドイツでの原発風評

2011/03/21 Mon (No.278)

 多くの被災者を出した東日本大地震も少しずつ救援体制が整ってきているようです。あらためて、なくなられた方々のご冥福と、被災された方々のご無事をお祈りいたします。

 海外メディアの地震と津波についての報道も落ち着いてきて、トップニュースはリビア空爆に移っています。ドイツは安定陸塊の上に立地しているので、津波や地震はなく、ドイツでは、地震よりも原発事故のほうがセンセーショナルに報道されました。地震発生後、多くのドイツの友人から安否を気遣うメールをいただきましたが、なかには、「これは、チェルノブイリの4倍の大事故だ」と書いてあるものもありました。日本でも最初のうちは、真実が隠され、1号機が爆発した後も、何年も前の福島原発の映像ばかりが放映され、実際はどうなっているのかで、一般人には把握できない状況が続きました。

 この爆発はドイツでは普通に放映され、肝心の日本からの詳しい情報がなかったので、チェルノブイリの記憶に基づいて、憶測で「炉心爆発」のように誤解した人も多かったようです。そして誤解は今でも続いています。あたかも、放射性物質がドイツにまで飛来するかのような風評です。今朝届いたメールでは、ドイツの薬局ではヨード剤が売れに売れ、放射能測定器は在庫がなくなったとのことです。

 正確な情報を提供することは、非常に重要なことです。日本では、16日にNHKで「緊急報告 福島原発」が放映されたころから、原発についての事実を正しく報道する姿勢が見られます。現在では、各都道府県での一時間ごとの放射能の量も発表されています。

http://www.mext.go.jp.cache.yimg.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm 

 これを見る限り、現時点では、健康にほとんど影響がないことがわかります。

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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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