浪人に向く人向かない人

2011/03/04 Fri (No.260)

 先日来、予備校の人が進路指導室に来られています。春の講習の案内と浪人生の募集です。ところで、浪人をしてのびる人とのびない人がいます。すべての人が必ずのびるというわけではありません。

 高校時代に、勉強なり、クラブ活動なり、なにかに熱心に打ち込んだことのある人は大抵のびていきます。高校と違って浪人時代は、ただただ自分と向き合って勉強していかなければなりません。体育祭も文化祭もなく、メリハリのない生活の中で、自分で自分を律していかなければ、流されてしまいます。そのようなときに何かに打ち込んだ経験や、それによって得られた達成感がある人は、それをモチベーションとして勉強を続けていくことができます。クラブに一生懸命のあまり、勉強ができなかった人は、そのパワーを1年間勉強に振り向ければ、多くのことが達成できます。高校3年生の時、精一杯勉強したのだけれど及ばなかったという人は、まだのびる可能性があります。

 それにひきかえ、受動的にしか生きてこなかった人は、のびない場合も多いです。高校時代なら、まじめに出席し、ノートを写していれば、平常点がつき、それなりに評価されます。しかし、大学入試では、いっさい平常点はありません。試験の時にどれだけ、知らないことを含めて、結果を残せるかです。予備校で授業を聴いているだけで自動的に成績が伸びるわけではありません。ましてや、高校時代、何もしてこなかった人はなおさらです。昨日できなかった生活習慣が、今日になって突然できるようになるというのは、非常に難しいことなのです。そして成績が伸びないと、自分まで否定されたような悲観的な気分になります。

 とはいえ、「ばける」ということもあります。あの無気力だった生徒がどうして合格したんだろうと思える事例にぶつかることがあります。浪人することを決定した人は、この1年焦ったり、精神的に不安定になることもあるかと思いますが、来年を信じて明るく楽天的に勉強していきましょう。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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