京大入試問題流出

2011/02/27 Sun (No.255)

 京都大学の文系学部の入試中に受験生が携帯電話で「ヤフー知恵袋」に投稿し、試験問題の解答を求めるという事件がありました。7年前に韓国の大学修学能力試験(日本のセンター試験に該当)中に起こった携帯電話を使用した大規模なカンニング事件を思い起こさせる事件です。このような事件はいつか起こるとは思っていました。

 携帯電話はたとえ時計としてでも受験中に使用できないこと、電源を切ってかばんの中にしまうことなどはどこの大学でもつねに注意されているところです。しかし、身体検査をするわけではありませんので、ポケットの中に入れている受験生もいると思われます。

 入学試験は、基本的には、受験生への信頼の上に成り立っています。複数の監督者がいても、すべての受験生を四六時中、監視することはできません。悪意の受験生がいて、隙を見て不正行為をおこなおうと思えば、絶対にできない、という環境ではありません。

 今回の事件は、今まで真剣に勉強してきたほかの受験生を愚弄する犯罪行為です。このことによって、与えた影響ははかり知れません。投稿者が誰であるのかは、早晩判明するでしょうが、試験の公平と公正を期すために、再試験が行われるかもしれません。その場合、時間的、空間的に再試験を受験できない受験生もでてくるでしょう。これからのすべての入学試験で、携帯電話そのものの持込が禁止されるかもしれません。空港のように身体検査が必要かもわかりません。絶対的多数の無辜の誠実な受験生を裏切るこのような行為は断じて許すことはできません。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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