求人方法(指定校求人)

2010/07/20 Tue (No.25)

 高卒生の求人は、各事業所からハローワークを通じて求人票が公開されます。7月1日が、求人票の公開開始日で、たいていの場合、その後1週間くらいの間に、ほとんどの求人票がでそろいます。しかし、今年は、求人票の枚数が、去年と比較してもさらに少なくなっています。先日、ハローワークの人とお話ししたところでは、昨年比7~8割の求人状況だそうです。

 ところで、求人には、求人募集先の高校を指定して求人を出す指定校求人と、高校を指定せず、どこの高校からも応募できる公開求人とがあります。指定校求人の場合は、求人票に、どこの高校に何名の推薦依頼をしているか、が記載されています。そして、応募者は、そこに記載されている他の高校の応募者を相手として、就職試験を受けるわけです。

 たとえば、ある企業の例では、4名を求人する際に、10校の高校にそれぞれ一人ずつ推薦を依頼し、その応募者の中から採用者を決定するという具合です。指定校求人の場合は、推薦依頼者に対する求人倍率が3倍以下に抑えられています。推薦依頼のあった高校から、必ず応募者が出るという保障はないので、実際の競争倍率は、もっと低くなります。

 また、毎年、ずっと同じ高校から、コンスタントに就業者が続いているような場合は、4名の求人を4校にそれぞれ1名ずつ割り振っている場合もあります。この場合は、よほどの場合を除いて、不合格になることはありませんが、高校の就職担当者は、今後のおつきあいのことも考えて、推薦するべき生徒を校内で選考します。高卒求人では、採用が内定した場合は、必ずその企業に就職するというルールがあるからです。

 就職希望の生徒は、まず、この指定校求人の中から、自分の希望にあった求人を探すわけです。

 ところが、高校によっては、この指定校求人の数がほとんどないところもあります。それは、就職者が少なくて、毎年、コンスタントに一定の企業に指定校求人を依頼できないような進学校です。たとえ企業から、指定校求人の募集がきても、それに応募しない状況が長く続けば、企業に対して迷惑がかかるばかりか、他校の生徒の応募の機会も奪ってしまうことになるからです。したがって、進学校だから、いい就職の機会があるだろうというのは、実際は誤りです。そのような場合は、どこの高校からでも応募できる公開求人を利用することになります。

 公開求人については、また日を改めて書くことにしましょう。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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