春の兆し

2011/02/05 Sat (No.233)

 「袖ひじてむすびし水の凍れるを春立つけふの風やとくらむ」。今年の冬は大阪でも例年にない寒い冬でした。1月中は学校の中庭の池にも薄く氷が張ることが多く、やんちゃな生徒が氷で遊んだりしていました。しかし、立春を境に、きのう今日と春めいた日が続いています。池の氷もすっかり解けています。

 冒頭の紀貫之の歌は、「孟春之月、東風解氷」を踏んでいます。春は東方から到り、東風は冬の氷を解かすという意味です。その言葉のとおり昨日は、微風でしたが、東風が吹いていました。

 わたしの家の梅も一輪、二輪と咲き始めています。あと少しすれば、ふくいくとした香りを楽しむことができます。「梅の花立ち寄るばかりありしより人のとがむる香にぞしみぬる」。この香りと蜜に惹かれ、やがてメジロたちが我が家を訪れるようになります。
関連記事

コメント

Secret



プロフィール

進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示