2年生への就職説明会

2010/12/21 Tue (No.186)

 先日、はじめて2年生に対する就職説明会を行いました。参加者は数名しかいませんでしたが、生徒たちの考えている就職状況と現状がかなり違っていることを説明しました。「進学校と、就職校とでは、どちらの方が企業からの求人が多いと思う」という質問に「進学校」と答える生徒が多かったのですが、実際は全く逆で、「就職校」の方が求人は遥かに多いのです。というのは、高校への求人の中心は指定校求人なので、コンスタントにその企業への就職者がいない高校には、企業も安心して求人票を送れないのです。「指定校求人」は選考倍率が3倍までですので、応募者があるかないかわからない高校に求人をだすと、本当にその企業に就職したい他校の生徒をはじき出してしまうからです。

 わたしの学校でも、積極的に企業開拓をしたいのですが、はたしてその会社に就職してくれるかどうかが定かでなく、二の足を踏んでしまうことも多いです。

 高校からの就職先は、中小企業がほとんどで、男子だと製造業の現業、女子だと製造業の現業か販売業が中心であることについて知らない生徒がいました。大不況の現在では、10月時点で採用が内定している人は4割しかいません。そのため、もし進学か可能であれば、モラトリアムの意味もかねて進学をしたほうが有利であるといえます。とくにそのことは、「進学校」によく当てはまります。関関同立・産近甲龍など名前のある大学や伝統ある短大では、大手企業からの求人もあり、就職先は高校からのものより遥かに広がってきます。
 
 いきたい大学がないから、就職といった安易な考えではとても現状の就職戦線を勝ち抜けることは難しいです。就職説明会であるのに、なんだか進学説明会のようになってしまいました。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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