採点がイベントだったころ

2018/03/15 Thu (No.1640)

 今日3月15日は、大阪府立高校の終業式です。終業式を終えて、生徒たちを全員下校させてのち、再び採点の続きです。現在の高校入試は、このように12日の入試当日から何日もの時間をかけて、いくつもの点検をはさみながら、ミスが起こらないように慎重に採点します。

 しかし、今から30年前の入試は、こうではありませんでした。ちょうど今の受験生の保護者が高校入試を迎えていたころです。当時は3月15日が終業式であったのは現在と同じですが、高校入試は翌日の16日に実施されていました。そして、合格発表は3月19日。

 たった3日間で採点、点検、資料作成、合格発表へと続いていったのです。ですから、採点は、入試が終了する16日のうちに済ませてしまいます。数学などは、採点はスピーディなのですが、英語や国語はそうはいきません。教科の教員総がかりで、夜の8時ごろまで採点します。採点を済ませてしまわないと帰れないのです。今だからいえることですが、おそらく採点ミスはたくさんあったことだと思います。

 14クラスで、クラス定員48名の時代の採点に携わったことがあります。教員の数も多いのですが、採点しても採点しても、つぎからつぎへと答案の束が現れます。へとへとになって採点を終えるのですが、採点基準が揺らいでいないとは断言できない状態でした。

 今から思えば、懐かしい採点イベントです。とはいえ、今年受験した中学3年生の答案は何度もチェックを重ねていますので、採点の公平性は担保されており、採点ミスもほぼないということができます。
関連記事

コメント

Secret



プロフィール

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

ブログ内検索
カテゴリ
今まで訪問された方
最新記事
月別アーカイブ
RSSリンクの表示