2017年度近畿大学の推薦入試結果から

2016/12/07 Wed (No.1562)

 先日、大阪でTAP主催の「私立大学直前入試動向説明会」があり、参加してきました。関西の中堅大学6校による一般入試に向けた進学説明会です。今日はその中から、近大の話題にしぼってお話ししましょう。

 近畿大学は、一般入試以外にも公募制推薦入試も行っています。偏差値的には関関同立のすぐ下に位置するので、生徒の上位層からも中間層からも受験者を集める大学です。2017年度の入試では、昨年と比べても920人の定員増をおこなっており、関西の私立大学では一番定員規模の大きい大学です。

 近年の入試では、文高理低といわれ、文系学部の人気が高く、理系学部の人気が低くなっていますが、近畿大学の2017年度の推薦入試の志願者数にもそのことが顕著に表れています。2016年度の志願者数と比べて、文系全体で108.2%の志願者で、とくに総合社会学部では、124.1%の志願者となりました。文系では唯一、経営学部の志願者が減少しましたが、説明では昨年の公募制推薦入試の倍率が10倍を超えたため、今年度の推薦入試では出願を控えた傾向があるからだとのことでした。

 これに対して、理系学部では、対前年比で理工学部では93.6%、建築学部では93.0%、薬学部では96.3%、医学部では96.9%と志願者が減少しています。農学部と生物理工学部では、のべ志願者数は増加しているのですが、学部内併願数も多いので、実人数では増加していないとのことです。また2017年は、医学部を除いて定員枠を増大させているので、理系学部では実質的にかなりの易化となると思われます。近畿大学の、理系学部の易化の傾向は、一般入試においても変化しないだろうとの説明がありました。

 関西では、その年の受験傾向は、関西大学や近畿大学の入試に現れます。関西大学は推薦入試を実施していないので、現在のところ、この近畿大学の推薦入試結果が参考になると思われます。

 受験生の皆さん、とくに理系の受験生の皆さん、2017年度の入試はチャンスがあります。妥協せずチャレンジ校を見据えて3月まで頑張ってください。
 
 

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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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