大阪府立高校入試ボーダーゾーン生徒の合否決定

2016/02/19 Fri (No.1493)

 昨日はそれぞれの高校の調査書と学力検査の比率をお知らせしました。それでは、実際に総合点をもとにして合格者はどのように決定されるのでしょうか。とくに普通科と専門学科と2つの学科を持つ高校では、第2志望まで選ぶことができます。このような場合、第2志望の扱いはどうなるのでしょうか。

 具体的に見ていきましょう。どの高校でもいいのですが、昨年倍率の高かった四条畷高校を例にして考えましょう。四条畷高校は文理学科160名、普通科200名の募集です。そして全体倍率が昨年の後期入試並みの2倍として720人の応募があり、文理学科が第1志望のものが600人いたと仮定します。

まず最初に総合点の高いものから順に、第1志望、第2志望の区別をせずに並べていきます。そしてそれを総合点の高いものから順に、第1志望、第2志望の学科に割り振っていきます。そして先に定員の110%に達した学科の合格者を先に決定します。この場合、文理学科がこれにあたると思います。そしてこの110%までのものが合否の審議の対象者となります。

 合格者を決定するにあたって定員の90%すなわち144名までは、総合点の高いものから順に合格を決定します。そしてポーダーゾーンに残った残りの20%の32名から16名の合格者を決定します。最初に、ボーダーゾーンの中で、自己申告書、調査書の「活動/行動の記録」の記載内容が、四条畷高校のアドミッションポリシーに極めて合致する者を優先的に合格とします。

 四条畷高校のアドミッションポリシーは以下の通りです。
1) 将来の進路実現に向けて、知的好奇心が旺盛であり、目的意識や向上心を持って学習に取り組む生徒
2) 生徒会活動、部活動や学校行事等の課外活動にも積極的に取り組み、将来のリーダーをめざす生徒
3) グローバルな視点で物事を考え、他人に対して思いやりの心を持ち、国際社会や地域社会の発展に貢献しようとする意欲のある生徒
4) 幅広い視野を持ち、自分で課題を見つけ、その課題の解決に向けて、自ら考え判断し行動できる生徒

 抽象的でわかりにくいのですが、このアドミッションポリシーに極めて合致する受験者はかなり少ないと思います。どうしてもこの受験生を合格させたいというレベルの人を合格させるために使われることと思います。アドミッションポリシーに極めて合致するものを優先的に合格させたのちは、残りのものから再び総合点順に定員に達するまで合格者とするわけです。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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