大学志望動向(ベネッセ)

2010/11/13 Sat (No.146)

 先日、ベネッセ主催の2011年度「志望動向説明会」に参加しました。そのときのトピックスをお話しましょう。

 9月に実施された第1回ベネッセ・駿台マーク模試からの概況です。志望者動向を見ると、国公立大の志望者と理系の志望者が昨年よりも増加しています。学部別に見ていくと、理系では、保健衛生、医、薬、工、農・水産、生活科学とほぼすべての分野で、国公立・私立とも前年度を上回る志望者を集めています。文系では、法、経・商、社会学の分野で志望者が減っていますが、国際関係や教育・教員養成の分野では、大きく志望者が増加しています。

 近畿地方でも、全国と同様に文系が易化し理系が難化するという傾向だそうです。志望者数をみると、国公立大では、京阪神は昨年並み、教員養成系で志望者が増加、理系では、ほぼすべての学部系統で志望者が増加していますが、とくに医学系と看護系で高い伸び率を示しています。個別の大学で変化があるのは、大阪府大で2012年から理系に特化することを受けて、文系学部の志望者が減少しています。

 私立大学では、新設の同志社のグローバールコミュニケーション学部に多くの志望者が集まり、近大では昨年並み、その他の関関立・産甲龍とも志望者が減少しています。とくに、関学の志望者減少が目立ちます。それ以外の中堅大学では、志望者は微増していますが、摂南大学と大阪工大では志望者の増加の割合が大きいです。
 
 近畿地方の志望状況を学部別に見ると、国際関係、教員養成、保健衛生での志望者の増加が見られます。国際関係についてみれば、立命の国際関係が一番難関になりそうで、B判定偏差値70とのことです。続いて同志社のグローバルコミュニケーションの69、そのあと関学の国際、関大の外国語とつづきますが、関大でもB判定には偏差値65は必要です。理系では改組新設の近大建築学部は文系科目で受験できるため高い人気があります。またスポーツ・健康系では、立命と関大に人気が集まっています。

 以上述べたことは、現時点での動向であり、模試での志望者動向と入試の際の志願者動向とは必ずしも一致しませんので、出願の際にはさらに熟考することが必要です。11月には、多くの受験産業によって同種のデータが公表されますので、志望校で迷っている人は、進路指導の先生に相談してみてください。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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