大阪府立高校の更なる二極分化

2015/03/07 Sat (No.1458)

 2015年度の大阪府立高校後期入試希望調査結果から、高校の二極分化がさらに進んでいるのが見てとれます。今年度の希望調査において定員の1.5倍以上の希望者がいた高校と、0.7倍未満の希望者しか集められなかった高校の希望倍率を昨年度と今年度で比較してみましょう。下の表をご覧ください。

 交通の利便性のよい大阪市内の進学校を中心として、昨年と比べて希望者が増加しています。逆に昨年人気の低かった高校では、ますますその希望者は減少しています。表の「2015希望」と「2014希望」は、希望調査のときの倍率で、「2014最終」は、出願締め切り時の倍率です。赤は昨年より倍率が高いことをあらわし、青は昨年より倍率が低いことを表します。

希望

 昨年度の入試から学区制が廃止されました。その結果、大阪府のどの地域からでも、府下全域の高校に進学できるようになりました。交通の便がよく、進学実績の高い高校には有利になります。逆に交通の便がよくなく、進学実績もふるわない高校には不利になります。昨年は、新制度開始初年度ということもあり、旧学区を超えて進学を希望するものの割合は、5.2%でした。2年目を迎えた今年は、それが、6.4%にまで増加しました。

 かつて9学区制であった大阪の学区が4学区制に改編された2007年以降に起こってきたことが、さらに加速していきます。高校の二極分化がますますす進んできているのです。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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