大学中退の最大の理由は経済的困難

2014/10/06 Mon (No.1424)

 日本経済新聞の記事に、「2012年度に大学などを中途退学した人は全学生の2.7%にあたる約7万9千人で、原因は「経済的理由」が20.4%と最も多かったことが25日、文部科学省の調査で分かった。経済的理由の割合は前回調査の07年度より6.4ポイント増えた。文科省は『リーマン・ショック後に比べて景気は持ち直したが、状況改善にはまだ時間がかかる』とみている。文科省は経済的に苦しい学生を支援するため、無利子奨学金や授業料減免の対象者を増やす方針で、15年度予算の概算要求に盛り込んだ。」とあります。(出典 「日本経済新聞」 Web版 9月25日)。

 下のグラフを見てください。中退の最大の原因が、経済的理由となったのです。(出典 「朝日新聞」9月26日朝刊)

中退

 このような状況にある日本が、教育に力を注いでいる国とはたしていえるのでしょうか。大学の学費の高さは世界有数です。そしてそれに対する公的支援が非常に貧弱なのです。

 また前掲の日本経済新聞に、「日本学生支援機構の調査によると、学費が上がるなかで、保護者が支出する学費や生活費は減っている。00年度の年間支出額は平均156万円だったが、12年度は122万円に減少した。 奨学金利用者は増え、大学生の収入に占める奨学金の割合は00年度は8.5%だったが、12年度には20.4%に達した。」とあります。学生支援機構の奨学金制度は、確かに有用な制度なのですが、返還の義務があり、実際は奨学金ではなく、教育ローンなのです。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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