高校の偏差値

2010/11/07 Sun (No.139)

 高校の偏差値と進学率はどう関連しているのでしょうか。大阪の公立高校について、私の個人的経験で得たものを普遍化するとおよそ次のようになります。もちろん、私の見解ですので、実際と異なる部分も多いかと思います。ある程度の目安に過ぎません。

 偏差値40未満の高校は、底辺に位置する高校です。授業がそもそも成立しないことも多いです。それでも、大学に進学したい生徒もいて、かれらは指定校推薦で進学していきます。偏差値40から45までの高校の生徒も勉強は好きではありません。大学進学率は20から30%くらいだと思います。指定校推薦と公募制推薦が進学の中心となります。一般入試を受験する生徒はほとんどいません。偏差値45から50くらいの学校になるとやりにくさをあまり感じずに授業を行うことができます。30から40%くらいの生徒が大学に進学します。指定校推薦と公募制推薦での進学が多いですが、一般入試にチャレンジする生徒も一定の割合で存在するようになります。

 偏差値50を境にその下と上とでは、学校の雰囲気がずいぶん変わります。偏差値50から55くらいの学校の生徒は、普通の人からみて、高校生らしい高校生と映るようになります。授業に食いついてくる生徒はまだそれほど多くありませんが、勉強を積極的にがんばる生徒もいます。塾や予備校に通う生徒もいます。大学進学率は50%から60%位だと思います。一般入試で受験する生徒の数が公募制推薦で受験する生徒の数をこえるのも大体これくらいのレベルの高校からです。このレベルが産近甲龍に多く進学します。関大を中心に関関同立に合格する生徒も出てきます。

 偏差値55から60くらいの高校は、3番手グループの高校です。勉強もクラブ活動も盛んです。のびのびと育っており、性格的にも穏やかで、教師からみても一番育てがいのあるレベルの高校です。指定校やAO入試に流されないようにして、一般入試までがんばらせたい生徒たちです。進学は、関関同立を目指すものが多く、国公立大学も一定の割合で合格します。
 
 偏差値60から65の学校は進学校です。ほとんどの生徒がセンターテストを受け、私立大学も一般入試で受験します。国公立をはじめ関関同立にも多くの合格者を出します。このランクの高校のトップ層は俗に京阪神と呼ばれる京大、阪大、神戸大にも進学します。偏差値65を超える高校は、トップ校です。京阪神の合格者数を全国レベルで競うことができます。そのほか、大阪市大、大阪府大などにも多く進学します。私立では、関関同立に合格しなければかっこ悪いと感じる生徒たちです。偏差値70を越えると超トップ校です。有名私立高校と互角の進学実績を上げることができます。京大、阪大の進学数が全国で10位以内に入ってきます。しかし大阪では、東大はあまり人気がありません。創立100年を越えるナンバースクールの旧制中学のいくつかがこれに該当します。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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