センター試験改革の背景

2013/10/24 Thu (No.1248)

 センター試験改革の背景にはどのような問題があるのでしょうか。現在の大学入試センター試験の試験問題は、高校教科書をよく吟味して、受験者の平均点が6割台前半になるように作られた優れた問題が多いと思います。とはいえ受験生の層が問題なのです。センター試験を受験するのは、大学でいうと、少なくとも産近甲龍レベル以上の受験生に限られてきます。また高校3年生の半数以上がセンター試験を受験するのは、大阪では学区で3番手から4番手の高校までです。ですからセンター試験は、今では、一般的高校生の学力を測定するには、課題が多いのです。

 大学全入の時代、多くの私立大学は、2教科ないし3教科で受験でき、問題レベルもセンター試験よりやさしくなっています。推薦入試だと1教科の事もあります。そのような大学の受験生には、現在の大学入試センター試験の問題は難しすぎます。そのため「基礎レベル」の問題が考えられたのだと思います。それぞれの大学で独自の入試問題を作成するのは、大変時間と労力のかかることです。難易度の低い私立大学では、推薦入試までで定員の多くを確保してしまうとはいえ、それでも学力を測ることは必要です。そのための基礎学力測定手段が必要になってきます。

 さらに述べれば、その根本的背景には、受験生の学力の二極分化、分けても高校偏差値50から55の中間層の受験勉強量の激減と中間層の没落が考えられると思います。

P.S. 今日、無事に病院から帰ってきました。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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