奨学金の返還

2013/10/11 Fri (No.1233)

 日本学生支援機構の奨学金を3ヶ月延滞すると個人信用情報機関に登録され、クレジットカードや銀行ローンが組めなくなります。そして延滞4ヶ月で回収業者に回収が委託され、9ヶ月で裁判などの法的措置がとられます。延滞利率は年10%で元金に先んじて充当されていきます。

 なんだか延滞すると、悪徳ローンに変じてしまうようにも思えてきます。奨学金の延滞額は約925億円。3ヶ月以上延滞しているものが約20万人います。そのうち年収200万円未満が約6割、300万円未満まで含めると約8割となります。

 月額8万円の第2種奨学金を4年間借りると、20年にわたって月あたり2万円弱を返還していかねばなりません。フリーターの年収が120万円程度ですから、正規職につかないと返還は困難だといえそうです。
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コメント

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コメントありがとうございます。確かに『貧困大国アメリカ2』で述べられているアメリカの教育ローンの利率の高さは異常ですね。

アメリカや韓国と比べると、日本の学生支援機構奨学金の利率は最大3%なので、まだ恵まれていると思います。

岩波新書から出ている堤未果の「貧困大国アメリカ」で取り上げられた学資ローンに喘ぐアメリカの大学生のことを思い出しました。あのルポを地で行くような内容ですね。公教育については大阪府はその先頭を突っ走っているかのようです。


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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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