電車の運転手と色覚

2013/09/21 Sat (No.1213)

 高校生の就職で、いつでも変わらず人気のあるのが、鉄道業界です。子どものころ「電車の運転手」になりたいと思った人も多いと思います。

 9月19日の朝日新聞朝刊に「色覚異常の子どもの2人に1人が異常に気づかぬまま、進学・就職時期を迎え、6人に1人が、進路の断念などのトラブルを経験していることが、日本眼科医会の調査で分かった。」という記事が載っています。「生まれつきの色覚異常は男性の20人に1人、女性の500人に1人の割合で見られる」とのことです。

 ところが、「電車の運転手」となるためには、色覚が正常でなければなりません。鉄道業界では適性検査に「色覚検査」が含まれます。「視力」や「聴力」などは高校の健康診断で測定しているのですが、「色覚」は学校では検査を行なわないので、就職試験のときまで異常に気づかない場合もあります。「色」はかなり文化的な概念で、人によって見え方が異なっていても、それに対応する言語を介することによって、脳で補正され、見え方の違いを意識することなく、ほとんど不自由なく生活することができます。

 「鉄道業界」や「航空業界」に就職を考えている人は、早い機会に「色覚検査」を受けておいたほうがいいように思います。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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