コンピュータの功罪

2013/07/12 Fri (No.1140)

 わたしは、基本的にコンピュータびいきの人間です。8ビットのコンピュータの時代からコンピュータを利用してきました。しかし、本格的にコンピュータが学校に導入されるようになり、校務処理の多くがコンピュータによって行なわれるようになってから、学校の人間関係も少しずつ変わってきたように思います。

 生徒が携帯やスマホに支配されているように、教師もコンピュータに支配されているかのようです。職員室での談話が減って、コンピュータと向き合って作業している教師が増えました。子どもたちが誰かの家に集まっても、それぞれ携帯ゲームに熱中していれば、コミュニケーションも生まれず、それぞれバラバラなように、教師たちも同じ部屋にいてもそれぞれコンピュータに向かって、別々の作業をしていれば、一体感は生まれません。

 コンピュータに表情がないように、コンピュータに向かう教師たちにも表情がありません。コンピュータに向かって微笑みかける、だれもそんなことはしないでしょう。コンピュータに向かって仕事をしている若い先生に声をかけるのにも勇気が要ります。みんな黙々と仕事をしていますが、なんだか、チャップリンの『モダン=タイムス』という映画を見ているような気になるときもあります。
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進路ルーム

Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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