ボストン美術館・日本美術の至宝

2013/06/04 Tue (No.1102)

 先日、天王寺の大阪市立美術館で開催されている「ボストン美術館・日本美術の至宝」に行ってきました。ビゲローやフェノロサのコレクションを中心とした仏画、水墨画、絵巻、屏風画などの里帰りです。

 ともかくすごい人出です。二重三重に人が囲んで、まえの人の頭越しにしか作品が見えません。とくに平台にしか陳列できない絵巻はすぐ近くに寄らないと見えないのですが、行列をなしていて、その行列がほとんど前に進まないのです。

 わたしがとくに見たかったのは、伊藤若冲。18世紀半ばに京都で活躍した絵師で、動植物を描いた一連の「動植綵絵」が有名です。色彩と構図が非常に奇抜かつ精巧で、かつてテレビで若冲の作品の紹介番組があったとき以来ぜひ見てみたいと思っていました。ただ「動植綵絵」は宮内庁の管理になっていて、なかなか見る機会がありません。今回の展示のなかに「動植綵絵」に先立つ「鸚鵡図」が一枚含まれています。小さな作品ですが、でもこれはこれですごかった。鸚鵡の羽根一枚一枚が精巧に描かれています。展覧会が非常に混雑していたので、これ一枚でもゆっくり見ることができたのでよしとしましょう。

 わたしは知らなかったのですが、曾我蕭白もおもしろかったです。とくに「雲龍図」。どこかユーモラスで現代アートに通じるものがあります。

 展覧会は6月16日まで開催されていますが、相当混んでいると覚悟して出かけてください。
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Author:進路ルーム
京都の大学で大学・大学院と8年間を過ごし、高校の教師となりました。文系ですが、コンピュータ大好き人間。人間(生徒)に倦むと機械(コンピュータ)が恋しくなり、機械に倦むと人間が恋しくなります。

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